Traveling Around India

インド旅行まとめ

インドのウユニ塩湖?絶景が広がるホワイト・ラン

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 こんにちは!

ボリビアにあるウユニ塩湖は、天空の鏡と称されるほどの絶景で知られていますが、インドにも一面が白く染まり、幻想的な景色が広がる場所があります。今回は、パキスタンとの国境にほど近い、西部グジャラート州の塩の湿原ホワイト・ランを紹介します。

 

 

ホワイト・ランとは

ホワイト・ラン(White rann)は、例年10~2月にインドのグジャラート州とパキスタンのシンド州にまたがるカッチ湿原に現れる塩の平原です。「rann」はヒンディー語で塩沼の意味です。ホワイト・ランは、雨季の間水に覆われていますが、南西モンスーンが終わり乾季を迎えると、水が引いて塩分が土に残るため、辺り一面が白くなります。

 

基本情報 

名称

White rann

入場料

無料

所要時間

約1〜2時間(ホワイト・ランの状態などによって変わります)

行き方

ブージ市内から車で約2時間(ブージ市内の宿で近隣にある手工芸の村々とホワイト・ランを一緒にまわる1日ツアーをアレンジしてもらうこともできます)

備考

パキスタンとの国境付近なので要入域許可証(2019年11月初旬に訪問した時は不要でした。まだホワイト・ランが見頃を迎えていなかったためか、担当官曰く、入域許可証はまだ必要ないとのことでした)

*訪問時点の情報です。

 

実際に行ってみた

僕は今回、ブージの宿で手配してもらった近隣の村々とホワイト・ランをまわる1日ツアー(現地人のドライバーが運転と簡単な案内をしてくれます)でホワイト・ランに行きました。 

手工芸の村々などの観光を終え、夕方にホワイト・ランに到着。土曜日ということもあり、展望台は多くの人で賑わっていました。

 

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キャメルライド用のラクダもいます。 

 

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車で来た道(南側)を展望台から見るとこんな感じです。今年は雨季が長引いたせいで、ホワイト・ランはまだ白くなっていませんでした。

 

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白くなっていないどころか、むしろたっぷり水があります。

 

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一応、かろうじて少し白くなっているところがありました。

 

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この地方の伝統衣装を借りて写真を撮っている人たちもいました(有料です)。観光地ということもあり、多くの人からセルフィーを頼まれますのでご注意ください。

 

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蜃気楼っぽい建物?も見えました。

 

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この日は雲が出ていたので日の入りと同時に宿に退散し、翌日の日の出を見に行きます。

 

翌日、相変わらず地面は白くありませんが、これはこれできれいかもと思えるようになってきます。 

 

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日の出はこんな感じでした。

 

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この日は心地よい晴天でした。

 

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状態が良い時期は下の写真のように辺り一面が白く染まり、特に満月の夜などは幻想的な風景が広がるそうです。(写真はPixabayから引用しました)

 

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食事・宿泊情報

今回は、Gate way to rann resort を利用しました。ホワイト・ランのビューポイントまで車で約10分のところにあります。A/C付きの部屋で快適に過ごすことができました。 

 

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ブージ市内の宿に比べると高いですが、ホワイトランの近くでは安い方です。予約にあたり、ユーザー登録が必要な点が面倒です。

 

食事は、宿が1泊2食付きとなっていたので、そちらを利用しました。夕食がグジャラーティー・ターリーで、朝食が簡素なサンドイッチなどでした。

 

気候

ホワイトランはブージから約90kmほど離れていて、気候は少し異なるかもしれませんが、目安としてブージの平均最高気温と平均最低気温を掲載します。日中は日差しが強くとても暑いですが、冬場の朝晩は冷え込みます。

 

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 (出所)インド気象局(IMD)

 

状態の良いホワイトランが見られるかどうかは、その年の雨季の降水状況に大きく左右されます。インドでは、例年、年間降水量の75%以上が南西モンスーン(6~9月の4カ月間)によってもたらされます。

IMDによると、南西モンスーン期間におけるカッチ地方の標準平均降水量は376.3mmですが、2019年は例年比81%増の681.6mmでした。これに加え、2019年は南西モンスーンが長期化したため、例年であればホワイトラン の見頃とされる11月に入っても水が引いていなかったようです。

 

移動について

Gate way to rann resort からホワイトランのビューポイントまでの往復は、車1台700ルピーでした。ホワイトランの近くは、宿が点在している他に何もないので、帰りの交通手段等を確保できていない場合、宿に着いてすぐに車の手配をお願いしておいた方が良いです。

 

ホワイトランへの行き方

ブージ市内から、近隣の村々・ホワイトランをまわる日帰りツアーでアクセスできます。

ブージ市内の Go desert homestay で、オーナーにツアーのアレンジをお願いしたら、車1台で3,000ルピーでした。

ホワイトラン近くの Gate way to rann resort でブージ市内への車の手配(寄り道なし)をお願いしたら、車1台で2,000ルピー(約2時間)でした。

他の方のブログを見ていると、ブージ市内でバイクをレンタルしてホワイトランに行った人もいるようです。

ブージにはムンバイからフライト、またはアーメダバードからバスでアクセスするのが良いと思います。

 

ちなみに、ブージについては、こちらにまとめています。

www.travelingaroundindia.com

近隣の手工芸の村々はこちらをご参照ください。

www.travelingaroundindia.com

 

それでは良い旅を!

 

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