インド最大級の寺院都市!ティルチラパッリ(ティルチィ)
こんにちは!
今回は、南インドの宗教都市で、広大な敷地面積を持つ寺院があるティルチラパッリを紹介します。
ティルチラパッリとは
ティルチラパッリは、人口約92万人(2011年)のタミル ナドゥ州中部の地方都市で、ティルチィまたはトリチーとも呼ばれます。町は広く、大河カーヴェリー川の中洲に門前町を形成するシュリーランガム、ロック・フォートがある旧市街、鉄道駅などがある南の新市街と、3つのエリアに分かれます。シュリーランガムには、国内から参拝客が多く訪れるランガナータスワミ寺院とジャンブケーシュワラ寺院があります。
また、市内には国際空港があり、マレーシアやコロンボなどからの国際便もあります。
ティルチラパッリの主な見どころは、ランガナータスワミ寺院とロック・フォートです。
ランガナータスワミ寺院
ランガナータスワミ寺院は、7重の周壁に囲まれ、21の塔門(ゴープラム)を持つ広大な寺院です。ランガナータスワミ寺院のあるシュリーランガムという町は、インド最大の寺院都市だそうです。外側から4つ目の周壁までのエリアは、民家や商店が並ぶ門前町になっています。
この寺院はヴィシュヌ寺院で、チョーラ朝時代に建てられ、14世紀に再建されたようです。現存する建物の多くは、17世紀にマドゥライのティルマライ・ナーヤカ王によって建てられたとされています。
基本情報
名称 |
Sri Ranganathaswamy Temple |
営業時間 |
6:00〜20:00 |
入場料 |
無料 |
所要時間 |
約2時間(関心度などによって個人差があります) |
行き方 |
市内からオートリクシャーまたはタクシー(配車アプリのUBERとOlaはどちらも使えます) |
備考 |
半ズボン(足が出ている服装)不可。非ヒンドゥー教徒は本殿に入れません。靴を入口で預けます(10ルピー)。カメラ持ち込み料50ルピー。ビューポイント入場料20ルピー |
*訪問時点の情報です。
実際に行ってみた
寺院内部は、とても広い南インド様式の寺院といった感じです。
入口付近左側の建物の屋根にはビューポイントがあり、本殿の黄金の頂部や、塔門が連なっている景色を見ることができます。
インドらしい雰囲気!賑やかな門前町
ランガナータスワミ寺院の門前町には、土産物などの商店が多く立ち並んでいて、参拝客などで賑わっています。
様々な装飾品や神様グッズが売られています。
その中を時々、バイクやオートリクシャーが通るカオスな空間になっています。
南の塔門の高さは72mで、長い間未完成になっていたところユネスコの支援で1987年に完成したそうです。
熱心に祈りを捧げる人もいました。
ロック・フォート
ロック・フォートは、高さ83mの岩山をくり抜いてつくられた要塞で、現在は寺院となっています。頂上からは市内を一望できます。
基本情報
名称 |
Rock Fort |
営業時間 |
6:00〜20:00 |
入場料 |
無料 |
所要時間 |
約1時間 |
行き方 |
市内からオートリクシャーまたはタクシー(配車アプリのUBERとOlaはどちらも使えます) |
備考 |
カメラ持ち込み料(20ルピー) |
*訪問時点の情報です。
中に入って登ってみた
入口は南側にあり、ここで靴を預けカメラ持ち込み料を払います。
薄暗い階段を上り、頂上が近くと屋外に出ます。
階段は全部で437段あるそうです。
頂上にはガネーシャ神を祀る小さな寺院(ウチピラヤール寺院)があり、展望台となっています。ここからは眺めが良く、約5km離れたランガナータスワミ寺院の塔門も見ることができます。
地元の人たちも景色を楽しんでいます。
その他の見どころ
シュリーランガムには、ランガナータスワミ寺院の他に、ジャンブケーシュワラ寺院があります。僕は今回訪れませんでしたが、5重の周壁と7つの塔門を持つ大きな寺院のようです。
食事・宿泊情報
食事は、鉄道駅近くのDomino’s Pizza と、宿近くのベジレストランShri Sangeethas Karur Bypass(Veg) を利用しました。
このレストランで食べたVeg Kurma(野菜カレー)+Paratha は美味しかったです。
宿泊先には、Vivid A Boutique Hotel を利用しました。
この地域の宿泊施設としては高い部類に入りますが、設備が新しく快適でした。
移動について
ティルチラパッリの見どころは、それぞれ離れた場所に位置しているので、車かオートリクシャーでの移動がメインになります。僕はクンバコーナムから電車でティルチラパッリ入り(前日夜)し、午前中にランガナータスワミ寺院、午後にロック・フォートを訪れ、夕方のフライトでチェンナイに向かいました。
空港は市内から約10kmの距離にあり、Ola で15分(169ルピー)でした。
ティルチラパッリへの行き方
タンジャヴールから電車またはバスで1時間~1時間半。
クンバコーナムから電車またはバスで約2時間(電車はAC座席で260ルピー)。
夜の鉄道駅前は、こんな感じの雰囲気です。
ティルチラパッリは、近郊のタンジャヴールやクンバコーナムと合わせてまわることをおすすめします。
僕はチェンナイ(夜行バス・車中泊)→タンジャヴール→クンバコーナム(宿泊)→ティルチラパッリ(宿泊)→チェンナイと3泊4日でまわりました。
現地の旅行会社に車を手配してもらい、マハバリプラムなどと合わせて数日間掛けてまわることも可能です。
タンジャヴールについては、こちらにまとめています。
クンバコーナムはこちらをご参照ください。
それでは良い旅を!