Traveling Around India

インド旅行まとめ

伝統工芸の村々やホワイト・ランへの起点!カッチ地方の中心都市ブージ

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こんにちは!

日本の約8.7倍の国土、約13億人の人口を誇るインドでは、一つの国であることが不思議なくらい、多様な景観・民族を見ることができます。その中の1つに、広大な湿原が広がり、民族特有の伝統が色濃く残るカッチと呼ばれる地方があります。今回は、カッチ地方の中心都市で、周辺観光の起点となるブージを紹介します。

 

 

ブージとは

ブージは、パキスタンに隣接するインド西部グジャラート州カッチ地方の中心都市です。人口は約21万人(2011年)で、郊外には鮮やかな伝統衣装や手工芸が印象的な村々があります。また、ブージは、雨季が明けると白い塩の平原が広がるホワイト・ランまで約80kmの距離に位置していて、カッチ観光の起点の町としても知られています。

ブージの町は1510年にラーオ・ハミールによって建設され、1549年にラーオ・ケーンガルジー1世がカッチの首都に定めたとされています。その後、18世紀に町の城壁がつくられ、他国からの攻撃を受けながらも、マハーラーオ(ラーオ)という支配者による統治が1948年まで続きました。

 

ブージの見どころは、市内が一望できるプラグ・マハルやマハーラーオの館アーイナー・マハル、民族文化や刺繍の展示があるカッチ博物館などです。

 

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プラグ・マハル

プラグ・マハルは、19世紀に建設されたヨーロッパ風の外見を持つ宮殿で、アーイーナー・マハルの隣にあリます。謁見の間ダルバール・ホールには、当時の調度品などが展示されています。また、時計塔からは、ブージ市内が一望できます。

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基本情報

名称

Prag Mahal

営業時間

9:00~12:00、15:00~18:00(祝日は休館日)

入場料

外国人100ルピー、インド人40ルピー

*外国人でもAadhaar card(インド版マイナンバーカード)を使えばインド人料金になります。

所要時間

約1時間

行き方

ブージ市内から徒歩またはオートリクシャー

*訪問時点の情報です。

 

実際に行ってみた  

入口でチケットを買い、階段を上ります。

 

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階段を上るとすぐにメインホール、ダルバール・ホールに着きます。椅子以外にも剥製などが展示されています。

 

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当時使われていた駕籠などが展示されている部屋もあります。

 

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時計台へ出る階段を上ると、ちょっとした展望スポットになっていて、ブージ市内を見渡すことができます。

 

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アーイナー・マハル

アーイナー・マハルは、18世紀に建てられたマハーラーオの館で、別名「鏡の宮殿」とも呼ばれます。ガラスや鏡、タイルがふんだんに使われ、当時のマハーラーオの華やかな生活を垣間見ることができます。

  

基本情報

名称

Aina Mahal

営業時間

9:00~11:45、15:00~17:45(木曜日は休館日)

入場料

20ルピー、カメラ持込み料(撮影料)50ルピー

所要時間

約30分

行き方

ブージ市内から徒歩またはオートリクシャー

備考

プラグ・マハルと同じ敷地内にあります(アーイナー・マハルが奥側にあります)。

 *訪問時点の情報です。

 

 

カッチ博物館

カッチ博物館はグジャラート州最古の博物館で、1階にはカッチ地方の民族文化や歴史に関する展示、2階には刺繍などの布製品・食器類など伝統的な工芸品が展示されています。

 

基本情報

名称

Katch Museum

営業時間

10:00~13:00、14:30~17:30(水曜・祝日は休館日)

入場料

外国人50ルピー、カメラ持込み料100ルピー

所要時間

約30~1時間(関心度などによって個人差があります)

行き方

ブージ市内から徒歩またはオートリクシャー

*訪問時点の情報です。

 

 

その他の見どころ

このほか、白大理石でつくられたスワーミナーラーヤン寺院、カッチ地方の刺繍や装飾品が展示されている私設博物館のバラティヤ・サンスクリティ・ダルシャン博物館などがあります。

 

食事・宿泊情報

食事は市内にあるIlark hotel のレストランを利用しました。ここ以外でおいしそうなところを見つけることはできませんでした。

 

 

宿泊先には、Go desert homestay (A/Cなし)と Royal guest house を利用しました。

 

 

 

移動について

市内の移動は徒歩またはオートリクシャーになります。ここではUberやOlaは使えません。

宿から空港までオートリクシャーを利用した際は、200ルピーでした。

ブージに夜遅くに着くと、あたりが真っ暗で、オートリクシャーを探すのが大変ですし、うまく見つけても英語がほとんど通じないため、宿の場所を説明するのは困難です。

到着が遅くなることがあらかじめわかっている場合は、英語が通じる宿のオーナーにあらかじめピックアップをお願いしておいた方が良いと思います。

 

ブージへの行き方

ブージへは、ムンバイから1日1便フライトが出ています。

また、アーメダバードから電車やバスが1日複数便出ています。A/C付き寝台バスの場合、料金は一人660ルピーで、所要時間は約7時間(12:30アーメダバード発、19:30ブージ着)でした。バス会社は、Eagle Corporation を利用しました。

塩の大湿原ホワイト・ランについては、こちらにまとめています。

www.travelingaroundindia.com

 

伝統工芸の村々は、 こちらをご参照ください。

www.travelingaroundindia.com

 

それでは良い旅を!

 

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