Traveling Around India

インド旅行まとめ

ガンジス川に臨む、ビハール州の州都パトナと仏教の聖地ヴァイシャーリー

f:id:travellingaroundindia:20200126132504j:plain

 

こんにちは!

今回は、インド東部にあるパトナとそこから日帰りで行ける仏教八大聖地の1つヴァイシャーリーを紹介します。

 

 

パトナとは

パトナは、ビハール州の州都となっている街で、紀元前5世紀頃にマガタ王国によってつくられたパータリプトラが前身となっています。人口は約168万人(2011年時点)で、インド東部ではコルカタに次いで2番目の規模となっています。

パータリプトラは、マガタ王国だけでなく、紀元前3世紀にインド亜大陸の大半を征服したマウリヤ朝や、4世紀にインド北部を統一したグプタ朝の都として、古代に栄えました。現在のパトナは、パータリプトラ跡から数km西に位置しているそうです。

 

f:id:travellingaroundindia:20200126132306j:plain

 

パトナエリアの主な見どころは、郊外にあるヴァイシャーリー、ナーランダー、ラージギルなどの仏教遺跡です。

 

f:id:travellingaroundindia:20200126132421j:plain

 

ヴァイシャーリーとアショーカ王の石柱

ヴァイシャーリーは、パトナから北東に56kmほど離れたところにある仏教遺跡で、仏教八大聖地の1つです。ブッダが生きていた当時は、リッチャヴィ族の国の首都として繁栄していて、ブッダは何度もこの地を訪れ、説法していたとされます。また、ブッダの死後、ヴァイシャーリーで、仏典結集のための第2回集会が開かれました。

アショーカ王の石柱は、マウリヤ朝全盛期のアショーカ王が国内約30ヵ所に建てた石柱で、十数基が現存しています。仏法の実践と宣揚を願い、法勅が刻まれています。

 

f:id:travellingaroundindia:20200126132442j:plain

 

基本情報

名称

Ashoka Pillar

営業時間

7:00~17:00

入場料

外国人200ルピー

*外国人でもAadhaar card(インド版マイナンバーカード)を使えばインド人料金になります(最初は断られましたが、最終的には適用可能になりました)。

所要時間

約30分(関心度によって個人差があります)

行き方

パトナからバスまたはタクシー

*バスを利用する場合、ヴァイシャーリー方面の分岐で下車し、オートリクシャーで移動する必要があるので、難易度が高そうです。僕は車をチャーターし、パトナ市内から往復しました(2,300ルピー)。

備考

Hotel Windsor にあるトラベルデスクを通じて、ヴァイシャーリーやブッダガヤへ移動する車の手配ができます。

*訪問時点の情報です。

 

実際に行ってみた

パトナからアショーカ王の石柱のあるヴァイシャーリーに向けて出発すると、すぐにガンジス川が広がっています。

 

f:id:travellingaroundindia:20200126132341j:plain

 

マハトマ・ガンディ・セトゥという全長5,750mの橋を渡ります。

 

f:id:travellingaroundindia:20200126132320j:plain

 

渋滞で30分以上動けませんでした。ドライバーに渋滞の理由を聞いてみましたが、わからないとのこと。停車していると、日本の橋では経験したことのない揺れが伝わり、いろいろ不安になります。

 

f:id:travellingaroundindia:20200126132400j:plain

 

結局、通常であれば2時間強で行けると思われるところに、約4時間掛かってしまいました。

アショーカ王の石柱の遺跡構内に入ると、スリランカから来たと思われる聖地巡礼ツアーの人たちが、熱心に祈りを捧げたり、記念写真を撮ったりしていました。

 

f:id:travellingaroundindia:20200126132526j:plain

 

アショーカ王の石柱は、遺跡構内の中心付近にひっそりと立っています。

 f:id:travellingaroundindia:20200126132504j:plain

 

あまり大きくないので、遺跡に壮大さを求める方は、がっかりするかもしれません。

 

その他の見どころ

そのほか、パトナエリアには、不思議な形をした穀物庫「ゴール・ガル」や、マウリヤ朝の都の遺跡「クムラーハール」などがあるようです。

 

食事・宿泊情報

パトナ市内での食事には、Indian Summer Cafe を利用しました。ピザなどを注文しましたが、思ったより悪くなかったです。

 

 

宿泊先には、Hotel Windsor を利用しました。

 

 

この地域の宿としては高い部類に入りますが、トラベルデスクがあって便利でした。なお、トラベルデスクは、人がいない時間帯もあります。

 

移動について

空港から宿泊先まではプリペイドタクシーで425ルピー(Uberはドライバーに英語が通じず断念しました)。

パトナからブッダガヤへの移動(パトナ→ナーランダー→ラージギル→ブッダガヤ)は、車を1日チャーターして4,050ルピーでした。

 

パトナへの行き方

インド主要都市から直行便が就航しています。

また、ニューデリー、コルカタ、バラナシ、ガヤーなどから電車でアクセスできます。

ブッダガヤから約120kmの距離に位置しているので、近郊の仏教遺跡と一緒にまわることをおすすめします。 

僕は、ヴァイシャーリー・パトナ(1泊)→ナーランダー・ラージギル→ブッダガヤ (2泊)と3泊4日でまわりました。

 

ちなみに、ブッダガヤについてはこちらにまとめています。

www.travelingaroundindia.com

 

ナーランダーとラージギルについては、こちらをご参照ください。

www.travelingaroundindia.com

 

それでは良い旅を!

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログ インド旅行へ
にほんブログ村