Traveling Around India

インド旅行まとめ

映画「きっと、うまくいく(3 idiots)」ラストシーンのロケ地!神秘の湖パンゴン・ツォ

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 こんにちは!

日本でもヒットしたインド映画「きっと、うまくいく(3 idiots)」では、インドらしい勢いを感じる場面や感動的な場面など、すばらしいシーンがたくさん出てきます。その中でも、主人公のランチョーとその親友たちが10年ぶりの再会を果たしたラストシーンは、風景の美しさも相まって、特に印象に残っている人が多いのではないでしょうか。

今回は、「きっと、うまくいく(3 idiots)」のラストシーンのロケ地に使われた、ターコイズブルーの湖パンゴン・ツォを紹介します。

 

 

パンゴン・ツォとは

パンゴン・ツォ(Pangong Tso)は、標高約4,300mの高地にあるインドと中国(チベット)にまたがる湖です。「ツォ」はチベット語で湖を意味します。

インド側の水は塩分を含んでいて、小さな甲殻類しか棲息していないと言われています。晴れた日にはターコイズブルーの湖面が美しく、異世界のような景色が広がっています。

 

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パンゴン・ツォは、映画「きっと、うまくいく(3 idiots)」のラストシーンのロケ地に使われたことで、名前が広く知られるようになりました。

 

 

映画「きっと、うまくいく(3 idiots)」

「きっと、うまくいく(3 idiots)」は、2009年に公開(日本では2013年公開)されたインド映画です。インド最難関の工科大学の寮などを舞台にした青春劇でありながら、インドの教育や社会問題をコメディタッチで取り上げています。

監督は数多くのヒット作品を手掛けるラジクマール・ヒラニで、ボリウッドスターでMr. Perfectionistと称されるアミル・カーンや人気女優カリーナ・カプールなどが主演を務めました。「きっと、うまくいく(3 idiots)」は、公開当時、インド映画史上最高の興行収入を記録し、欧米や東アジアなど多くの国で上映された大ヒット作です。

 

www.youtube.com

 

以下、あらすじを紹介します。

インドの未来を担うエリート軍団が集う超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激昂させるハチャメチャ珍騒動を巻き起こす。

さらに、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。いったいランチョーは、なぜ親友たちの前から姿を消してしまったのか――?

抱腹絶倒の青春コメディでありながら、インドで加熱する学歴競争問題に一石を投じ、真に”今を生きる”素晴らしさを問いかける。泣いて笑って誰もが共感する最高の人生賛歌エンターテインメント!!

 ーDVD「きっと、うまくいく」INTRODUCTION & STORYより引用ー

 

実際に行ってみた

レーを出発し、上ラダック(レー東部)を通ってチャン・ラ(峠)へ向かいます。

 

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次第に高度を上げ、ガードレールのないスリリングな峠道を走ります。

 

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チャン・ラに着くと、カフェテリアがあります。

 

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チャン・ラの標高は5,360mです。自動車が通行できる道路としては、世界でも有数の高さ(インドは世界第2位と主張)にあります。

 

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近くの山には雪が残っています。

 

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しばらく峠を下って行くと、高地に生息する動物たちを見ることができます。

特に、ヤク、ヤギ、マーモット(Pya)などは遭遇率が高いです。

 

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この辺りのマーモットは観光客に慣れていて、餌付けされたり、持ち上げられているものもいました。

 

辺りには、ダイナミックな車窓も広がっています。

 

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パンゴン・ツォに着くとすぐに、「きっと、うまくいく(3 idiots)」に出てくるイスとバイクが置かれたフォトスポットがありました。

 

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パンゴン・ツォの湖面は穏やかで、独特の青色をしています。

 

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湖面の色は、全てがターコイズブルーという訳ではなく、場所によって違います。

 

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湖に沿って南東に進めば、最初の村スパンミク(Spangmik)があります。その少し手前には、3 idiotsのラストシーンで使われた砂州があります。

 

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ヒロインのピアと親友の2人(ファルハーンとラジュー)が、ランチョーと大学卒業以来の再会を果たし、ランチョーがサイレンサー(チャトル)に、契約交渉中の著名な発明家「フンスク・ワングル」は自分であることを電話で告げるシーンです。

 

僕が訪れたタイミングでは、曇っていたのでこんな感じでした。

 

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鮮やかさは違いますが、風景が同じなので、ここで撮影が行われたと考えて間違いなさそうです。

 

ちなみに、この辺りはインド人観光客で賑わっています。

 

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ここからマン(Man)を経由し未舗装の道を進むと、外国人が行ける最も奥地のメラク(Merak)に着きます。

 

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この日はメラクに宿泊し、翌日、上ラダックのゴンパに立ち寄りながら、レーに戻りました。

 

宿と食事について

今回は、メラクで民家にホームステイさせてもらいました。

 

 

昼食はスパンミクの食堂を利用し、夕食はホームステイ先で家庭料理をいただきました。

 

 

注意事項

パンゴン・ツォは冬季に完全に凍結し、年によっては5月でも凍っていることがあります。その場合、きれいな湖面を見られない可能性があります。

また、パンゴン・ツォは、中国との国境などに近いセンシティブなエリアにあるため、外国人が訪問するには、入域許可証(ILP)が必要になります。ILP取得はレーの旅行会社で対応してもらえますので、訪問前に必ず入手しておきましょう。

加えて、パンゴン・ツォは標高が高いため、高山病になるリスクがあります。予防に努めるとともに、症状が出た場合は無理をしないでください。

 

パンゴン・ツォへの行き方

パンゴン・ツォへは、レーからツアーまたは車をチャーターして行くのが一般的です。

所要時間は、道中でゴンパなどに寄らなければ、5時間くらいです。

時間に余裕があれば、シェイ、ティクセ・ゴンパ、へミス・ゴンパなど、観光客に人気のゴンパに立ち寄ることができます。

夏季にはスパンミク、マンを経てメラクまで向かうバスが、週に数便出ているようですが、時間が急に変更となることもあるようです。

レーから訪れる場合、一番手前のスパンミクまで日帰りまたは1泊2日、外国人が行ける最も奥地のメラクまで1泊2日で行くことが可能です。

僕は今回、レーにあるHidden Himalayaという旅行会社に、メラクで民家にホームステイする1泊2日のツアーを手配してもらいました。

 

ちなみに、レーについてはこちらにまとめていますので、ご参照ください。

www.travelingaroundindia.com

 

それでは良い旅を!

 

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※旅行を検討する際は、外務省の海外安全ホームページなどで最新の情報をご確認ください。

www.anzen.mofa.go.jp

 

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